ActiveImage Protector for Hyper-V with SHRとは

ActiveImage Protector for Hyper-V with SHRは、Hyper-V ホスト全体を一括で取得したバックアップイメージ から仮想マシンを直接起動して即座に運用、同時にバックグ ラウンドで復元/移行作業をおこなうソフトです。

Hyper-V に特化した機能

Seamless Hot Restore(SHR、シームレス・ホット・リストア)機能
仮想環境において、仮想マシンやHyper-Vホストがクラッシュした場合、SHRは、保存してあるバックアップイメージから仮想マシンを直接起動して、すぐに運用を再開することができます。しかも、バックグラウンドで仮想マシンの復元もおこないますので、サーバーの運用は継続しながら、仮想マシンの復元ができます。
SHRは、「バックアップを復元しなければ仮想マシンを起動できない」という常識を覆した画期的な機能となっています。他のHyper-Vホストに仮想マシンを移行したい時にも移行開始と同時に仮想マシンを起動できますので、待ち時間を大幅に短縮できます。
ReZoom™ 機能
ActiveImage Protectorの「ReZoom™」とは、Hyper-Vホスト全体を一括で取得したバックアップイメージに含まれる仮想マシンを、個別で抽出し、同一あるいは異なるHyper-Vホスト上に自由にリストアできる機能です。
ひとつのバックアップでHyper-V環境全てをバックアップしておけば、ReZoomウィザードで、ホスト全体のリストアでも、仮想マシン毎のリストアでも簡単におこなえます。サーバーに障害が発生した場合、サーバー全体をリストアする時間がないようなミッションクリティカルな状況も想定されます。ReZoom™機能を使用して、直近に取得したバックアップイメージの中から必要な仮想マシンのみを、クラッシュしていない他の物理サーバー(Hyper-V 2.0/3.0ホスト)にリストアする、という回避方法もとれます。これにより、 最小のダウンタイムとコストで運用を再開することができます。
稼動中のHyper-Vのホスト、仮想マシンをバックアップ(ホットイメージング)
使用中のOS/アプリケーション/ファイルの全てを含めたバックアップをオンラインでおこなう、ホットイメージング機能を搭載しています。Hyper-Vに組み込まれているHyper-V VSS writerを使用することで、ホストだけではなく、稼働中の仮想マシンに対してもホットイメージングをおこないます。
フェイルオーバークラスター環境への取り組み
Windows 2012から導入されたクラスターの共有ボリューム(CSVFS)は、以前からのCSVボリュームの問題を解決しましたが、ほとんどのバックアップソフトは対応しておらず、シンプルで有効なバックアップ方法がありません。ActiveImage Protector for Hyper-VはCSVFSに対応し、通常のNTFSボリュームと同様のスマートセクターバックアップリストアを実現しました。
マルチプルディスティネーション ReZoom™ (MDR)
イメージファイルから複数の仮想マシンを同時に復元する際に、仮想マシンごとに復元先のフォルダーを選択できます。ReZoom時に仮想マシンがあった場所とは違うフォルダーに復元できます。
VMオートスタートオプション
ReZoom™した仮想マシンの起動状態を設定できます。復元後すぐに起動せず、停止したままにしておいて仮想マシンの追加設定やホストサーバーの設定をおこなうことができます。

バックアップ機能

保存先の容量を大幅に縮小できる重複排除圧縮機能
イメージングバックアップ製品で初めて (当社調べ) バックアップ時にデータブロックの重複を排除する機能を実装しました。ボリュームやディスクをバックアップ時にインラインで重複排除圧縮したイメージファイルの作成が可能です。 重複データが大量にあるHyper-V仮想環境でActiveImage Protectorを使えば、それらの重複部分を効率的に排除できます。イメージファイルの圧縮率は劇的に高くなり、保存先の消費容量を大幅に節約できます。また、重複排除圧縮使用時でもバックアップ速度は従来から大きく変わることはありません。
最小容量かつ高速なスマートセクターバックアップ
使用済みセクターのみをバックアップするスマートセクター技術を使用しています。
高速な増分バックアップ
増分バックアップは、前回のバックアップ以降の変更点を保存していきます。復元には基本バックアップイメージに加え、復元したい時点までの全ての増分バックアップイメージが必要ですが、各増分バック アップで必要な時間と容量は、前回からの変更分だけで済むので高速で効率的です。ActiveImage Protectorではデータ変更のトラッキング用のフィルタードライバーを独自に開発し、更に高速な増分バックアップをおこないます。
リコンサイル機能 (継続的増分バックアップ)
リコンサイル機能により、増分バックアップイメージファイルの破損を検出すると、有効な増分バックアップイメージファイルをベースに、増分バックアップイメージファイルを自動生成しますので、増分バックアップを正常に継続できます。
バックアップイメージの圧縮化と暗号化
圧縮によりバックアップイメージの保存領域を節約し、パスワード保護、暗号化(AES-256ビット)をすることでバックアップイメージからの情報流出を防止することができます。
不良セクタースキップ機能
ディスク上に読み取れない不良セクターがあってもエラーを無視してバックアップを継続できる、「セクターベース」のバックアップならではの機能です。一部が壊れた状態であっても不良セクター以外の無事な部分を取り戻すことができます
マルチディスクイメージファイル機能
「重複排除圧縮機能」の効果を高めるための「マルチディスクイメージファイル」を採用しました。 従来はボリュームまたはディスク単位でイメージファイルを作成していましたが、作成するバックアップイメージファイルを1つにすることで、より効果的に重複排除圧縮をおこなえます。
コマンドライン実行可能 (コマンドライン版を用意)
コマンドラインやコマンドファイル内で各種パラメーターを設定して起動できます。お客様が社内で運用管理ツールを使用している場合、ActiveImage Protectorによるバックアップを統合できます。
豊富な保存先 (ローカル、ネットワーク共有フォルダーなど)
NAS、SAN (ファイバーチャネル) 、USB, FireWire (IEEE 1394) 、eSATA、ネットワーク共有フォルダーなど、状況に合わせて最適な保存先を選択することができます。

バックアップオプション

オフサイトレプリケーション機能 (遠隔地データ保存機能)
自然災害やシステム障害が発生した際には、迅速なデータの復旧が必要となります。この機能で、バックアップイメージファイルを、遠隔地のWANネットワーク上の共有フォルダーやFTPディレクトリへレプリケーション (複製) でき、さらに、バックアップイメージを複製するレプリケーション機能の保存先として、WebDAVに対応したオンラインストレージを選択できます。
バックアップのスケジュール化と世代管理
バックアップの実行を、1回のみ、週単位、月単位でスケジューリングできます。また、世代管理機能を使用して、指定した世代 (バックアップイメージのセット) 以前のバックアップイメージを消去することで、ストレージ容量の消費を節約することができます。初回のフルバックアップ作成以降のバックアップを、増分イメージの作成のみとしたバックアップスケジュールも可能です。
スロットリング機能
他の業務タスクと同時にバックアップをおこなう場合、スロットリング機能でバックアップタスクの負荷調整ができます。また、ネットワークストレージを保存先にしている場合など、同一ネットワークへの負荷が問題になるときに、負荷を抑えながらバックアップできます。

復元機能

ディスクイメージベースによる高速で確実な復元
AcitveImage Protectorは、セクターベースのディスクイメージングですので、バックアップイメージファイルをウィザード形式で復元するだけで済みます。

仮想環境対応

仮想ディスク(vhdファイル)から必要なファイルのみをリストア
障害が発生した仮想マシン内のある特定のファイルをすぐに復元したいのだけれど、そのために仮想マシンを復元する時間をかけたくはない、というような場合、Hyper-Vホストのバックアップイメージファイル内の仮想ディスク(vhdファイル)から必要なファイルを個別で直接、復元することができます。
VHDX形式への変換
Hyper-Vの新しい仮想ディスク形式、VHDX形式への変換ができます。

スナップショットドライバー

Microsoft社標準のスナップショットドライバーを使用
スナップショットドライバーとしてMicrosoft社標準のドライバー (Volsnap) を用いるため、新たなドライバーを追加する必要はなく、ドライバーのコンフリクトを心配せずに運用することが可能です。
VSS (Volume Shadow Copy Service) 対応のアプリケーションをサポート
Microsoft社のVSSに対応しているため、SQL Server、Exchange Server、OracleといったVSS対応のアプリケーションでは、より整合性の高いバックアップが可能です。
※Windows 2000 Serverでは、VSSは実装されていません。
複数ボリュームの同時スナップショット化
データベースが複数のボリュームにまたがっている場合、単純にバックアップイメージを作成しても正確な復元ができません。これは、ボリューム毎のバックアップ開始時間に差が生じてしまうと整合性の取れない状態のバックアップイメージが作成されてしまうからです。こうしたバックアップイメージを復元するとデータベースの整合性が取れず、矛盾が発生してしまいます。ActiveImage Protectorは、全てのボリュームのスナップショットを同時に作成できるため、このような問題を解決することができます。

イメージ管理機能

増分/差分バックアップをまとめるコンソリデーション(合成)バックアップ
複数の増分バックアップを1つにまとめて、増分ファイル数の増加を抑えることができます。ベースイメージに増分イメージを結合することもできます。
バックアップシリーズファイルを1つにするユニファイド(統合)バックアップ
増分バックアップとフルバックアップイメージ(ベースイメージ)を合わせて別の1つのイメージファイルに統合して保存できます。その時の状態をひとつのイメージファイルとして取り扱えるためバックアップイメージの管理がしやすくなります。
ファイル/フォルダー単位の復元 (イメージマウント機能)
システムがクラッシュした場合、特定のファイルさえ復元できれば業務を再開できる場合もよくあります。イメージマウント機能を使えば、バックアップイメージを仮想的なドライブとしてマウントすることができ、バックアップイメージ内のファイルやフォルダーを個別に復元することが可能です。

リモート管理

メール通知
スケジュールバックアップの成功または失敗に関する情報をメール通知で送信するように設定できます。Office 365などSSL/TSLが必要なメールサーバーを経由して、メール通知をおこなえます。また、サービスがアプリケーションエラーなどで強制終了してしまった場合、サービス再起動を実行します。その際、メールによる再起動の成否通知を設定することもできます。

その他

Windows 8のクライアントHyper-V対応
ActiveImage Protector for Hyper-V Editionで提供されているReZoom機能とSHR機能をWindows 8上で使用できます。仮想マシンのLive Recovery(ライブリカバリー)をWindows 8でおこなえますので、サーバーを用意できない場合でも運用の再開が可能です。
最新のuEFI規格のマザーボードに対応
AIPBE (PEおよびLinux 起動) 、プリブート機能がuEFIネイティブモードに対応しました。
RAID構成のバックアップに対応
RAID、RAID0、RAID1、 RAID5, RAID6とRAID10に対応しています。
迅速なサポート体制
自社開発製品ですので、現場の声を即座にサポート担当者や開発チームにつなげ、時差の少ないサポートを提供します。
ウィザード形式で簡単な操作
ボリュームレイアウトを一覧できるディスクマップ、スケジュール設定ウィザード、GUI付きの復元環境(LinuxとWindows PEベース)などにより、専門知識がなくても簡単に確実なバックアップ/リカバリーの作業が可能です。