ActiveImage Protector for CLUSTERPROとは

ActiveImage Protector for CLUSTERPROは、NECのHAクラスタリングソフトウェアCLUSTERPRO向けのバッ クアップ/リカバリーソリューションです。 CLUSTERPROにより、クラスタ構成されたサーバーのシステムおよびクラスターボリューム(ミラーボリュー ム、共有ボリューム)をディスクイメージングで高速、確実にバックアップすることが可能です。また、万が一の障害発生時には、システムおよびクラスターボリュームを迅速に復元し、素早くシステムを復旧させることができ ます。

導入し易いクラスター環境ライセンス

ActiveImage Protector for CLUSTERPROでは、ActiveImage Protector Server Edition、または、ActiveImage Protector Linux Editionと同等の機能が使えますが、適用されるライセンスは「クラスター環境ライセンス」となります。2台の物理サーバー上でNECの CLUSTERPROのクラスタリング構成を構築した場合に、通常、Server Edition、または、Linux Editionを2ライセンス分購入する価格の約80%で、クラスター環境用のライセンスが購入できるようにしたものです。

きめ細かいフォロー

CLUSTERPROの特殊なクラスタボリュームへの対応、復元作業を補佐する手順書の追加等をおこなっています。また、各CLUSTERPROのバージョン、および、対応OS環境における、検証作業を実施していますので、安心して導入いただけます。

ActiveImage Protector for CLUSTERPROと高可用性を実現するCLUSTERPROの組み合わせにより、事故、天災、人災など予期できない出来事によるソフトウェア障害やハードウェア障害から、OSやアプリケーションを含めたHAクラスタシステム全体の迅速な復旧ができ、CLUSTERPROの高可用性/信頼性を更に向上させることが可能です。

NECのHAクラスタリングソフトCLUSTERPRO Xとのバンドル製品 「ActiveImage Protector plus CLUSTERPRO X」についてはこちらをご覧ください。

バックアップ機能

保存先の容量を大幅に縮小できる重複排除圧縮機能 (IDDC)
イメージングバックアップ製品で初めて(当社調べ)バックアップ時にデータブロックの重複を排除する機能を実装しました。ボリュームやディスクをバックアップ時にインラインで重複排除圧縮したイメージファイルの作成が可能です。重複データが大量にある仮想環境やアップデートを長期間繰り返してきた環境で、ActiveImage Protectorを使えば、それらの重複部分を効率的に排除できます。イメージファイルの圧縮率は劇的に高くなり、保存先の消費容量を大幅に節約できます。
稼動中のWindowsマシンをバックアップ(ホットイメージング)
バックアップは使用中のOS/アプリケーション/ファイルの全てを含めてオンラインでおこなう、ホットイメージングです。Windows Server に組み込まれているVSS(Volume Shadow Copy Service)と協調してホットイメージングをおこないます。
シャットダウン状態のマシン全体をバックアップ(コールドイメージング)
出荷前のクリーンな状態(Windowsのインストール直後など)のバックアップイメージを作成することができます。ActiveImage Protector Boot Environment(AIPBE)を使ってコンピューターをDVD起動し、シャットダウンした状態のシステムボリュームをバックアップ可能です。また、障害発生時に後で調査するために状態を保存しておきたい場合などにも大変便利です。
最小容量かつ高速なスマートセクターバックアップ
使用済みセクターのみをバックアップするスマートセクター技術を使用していますので、バックアップ容量が最小で済み、バックアップも高速です。
高速な増分バックアップ
増分バックアップは、前回のバックアップ以降の変更点を保存していきます。復元には基本バックアップイメージに加え、復元したい時点までの全ての増分バックアップイメージが必要ですが、各増分バックアップで必要な時間と容量は、前回からの変更分だけで済むので高速で効率的です。ActiveImageではデータ変更のトラッキング用のフィルタードライバーを独自に開発し、更に高速な増分バックアップをおこないます。
リコンサイル機能(継続的増分バックアップ)
リコンサイル機能により、増分バックアップイメージファイルの破損を検出すると、有効な増分バックアップイメージファイルをベースに、増分バックアップイメージファイルを自動生成しますので、増分バックアップを正常に継続できます。
バックアップイメージの暗号化
パスワード保護とAESの256ビットの暗号化に対応していますので、バックアップされたファイルは安全に保護されます。
不良セクタースキップ機能
ディスク上に読み取れない不良セクターがあってもエラーを無視してバックアップを継続できる、「セクターベース」のバックアップならではの機能です。一部が壊れた状態であっても不良セクター以外の無事な部分を取り戻すことができます。
マルチディスクイメージファイル機能
「重複排除圧縮機能」の効果を高めるための「マルチディスクイメージファイル」を採用しています。従来はボリュームまたはディスク単位でイメージファイルを作成していましたが、作成するバックアップイメージファイルを1つにすることで、より効果的に重複排除圧縮をおこなえます。
コマンドライン実行可能(コマンドライン版を用意)
コマンドラインやコマンドファイル内で各種パラメータを設定して起動できます。お客様が社内で運用管理ツールを使用している場合、ActiveImage Protectorによるバックアップを統合できます。
様々な保存先に対応(ローカル、ネットワーク共有フォルダーなど)
NAS、SAN(ファイバーチャネル)、USB、FireWire(IEEE 1394)、eSATA、ネットワーク共有フォルダーなど、状況に合わせて最適な保存先を選択することができます。

バックアップオプション

マルチスケジュール作成機能
一つのバックアップタスクに対して複数のスケジュールを作成できます。例えば、週単位スケジュールで運用していた場合でも、「毎月1日にだけはフルバックアップを作成したい」ということも可能です。
バックアップのスケジュール化と世代管理
バックアップの実行を、1回のみ、週単位、月単位でスケジューリングできます。また、世代管理機能を使用して、指定した世代(バックアップイメージのセット)以前のバックアップイメージを消去することで、ストレージ容量の消費を節約することができます。初回のフルバックアップ作成以降のバックアップを、増分イメージの作成のみとしたバックアップスケジュールも可能です。
スロットリング機能
他の業務タスクと同時にバックアップをおこなう場合、スロットリング機能でバックアップタスクの負荷調整ができます。 ネットワークストレージを保存先にしている場合など、同一ネットワークへの負荷が問題になるときに、負荷を抑えながらバックアップできます。
バックアップ時のネットワーク帯域制御機能
ネットワークストレージを保存先にしている場合など同一ネットワークへの負荷が問題になる時に負荷を抑えながらバックアップできます。
スケジュールの一時停止
一時的に増分バックアップのスケジュールを停止して、増分情報を保ったまま再開できます。以前のバージョンでも、停止-再開時にはリコンサイル機能により増分バックアップが途切れることはありませんでしたが、再作成のための時間がかかりました。この機能により再開時の時間は通常の増分作成と同じになります。

復元機能

ディスクイメージベースによる高速で確実な復元
ハードディスクなどの障害によりシステムが壊れると、OSの再インストール、アプリケーションの再インストール、データの復元といった、面倒な作業が常識となっていましたが、AcitveImage Protectorは、セクターベースのディスクイメージングですので、バックアップイメージファイルをウィザード形式で復元するだけで済みます。増分ファイルを復元する場合でも最新のバックアップファイルを選択するだけで、個々に指定する必要はありません。
BMR(ベアメタルリカバリー)を短時間で実行
新しいハードディスクへバックアップイメージを復元する場合でも、高速な復元エンジンにより、短時間でボリュームの復元を完了します。
Linuxベースの復元環境、AIPBEを同梱
ActiveImage ProtectorのLinux版を使った起動環境((ActiveImage Protector Boot Environment)を提供しています。これにより、ディザスターリカバリーをおこなったり、コールドバックアップをおこなうことができます。
Windows PE 復元環境を作成可能
ActiveImage Protectorでは、Windows PE 復元環境作成ウィザードにより、Windows ADK/AIK を使用して Windows PE ベースで カスタマイズ可能なWindows PE 復元環境(AIPBE)が作成できます。
ISO形式、光学メディア、USBドライブで起動する復元環境を作成
製品メディアの他にユーザー自身でISO形式、光学メディア、USBドライブで起動する復元環境を作成できます。製品メディアでは対応していないハードウェアを使っている場合に独自のドライバを組み込んだ復元環境を作成できます。また、光学メディアドライブのないノートPCなどでもUSBドライブを使うことでベアメタルリカバリーが可能です。
AIPBEのプリブート起動
メディアなしでAIPBEをハードディスクから直接起動できるプリブート機能が使用できます。光学ドライブやUSB端子がないタブレットPC単体でも復元作業をおこなえます。(無償のHyper-V Server、Server Coreは除く)
GPT/uEFIのシステムの復元
従来は、uEFIシステムの復元はディスク単位でおこなう必要があり、GPTボリュームを単体で復元する場合はMBRディスクとして復元していました。ボリューム単位での復元でもGPTボリュームとして復元して、OSをベアメタルで起動させることができます。
マルチソースイメージ、マルチターゲットリストア
複数のイメージファイルから柔軟なボリュームレイアウトでリストアができます。例えば、複数の増分ファイルから異なる時点のボリュームを同じマシンに各々復元したり、復元するシステムとは違うマシンのイメージファイルからデータボリュームを復元することができます。
イメージファイルを別のハードウェア構成の仮想/物理マシンに復元可能
A.I.R.※によって取得したイメージファイルを別のハードウェア構成の仮想/物理マシンに復元して起動が可能です。また、ディスクのみでなく、ボリュームの復元時にもAIRを使用できます。 ※A.I.R.(Architecture Intelligent Restore)とは物理マシンと仮想マシンの間での移行が簡単におこなえるようにした技術です。
BCD修復機能
起動環境上でMBRのBCDを修正する機能を追加しました。Vista以降のパーティション構成でうっかり起動パーティションをバックアップし忘れたり、C:ドライブのみの復元をして起動できなくなってしまった場合にBCDを修復して起動可能にします。

スナップショットドライバ―

Microsoft社標準のスナップショットドライバーを使用
スナップショットドライバーとしてMicrosoft社標準のドライバー(volsnap)を用いるため、新たなドライバーを追加する必要はなく、ドライバーのコンフリクトを心配せずに運用することが可能です。
VSS(Volume Shadow Copy Service)対応のアプリケーションをサポート
Microsoft社のVSSに対応しているため、SQL Server、Exchange Server、OracleといったVSS対応のアプリケーションでは、より整合性の高いバックアップが可能です。 
複数ボリュームの同時スナップショット化
データベースが複数のボリュームにまたがっている場合、単純にバックアップイメージを作成しても正確な復元ができません。これは、ボリューム毎のバックアップ開始時間に差が生じてしまうと整合性の取れない状態のバックアップイメージが作成されてしまうからです。こうしたバックアップイメージを復元するとデータベースの整合性が取れず、矛盾が発生してしまいます。ActiveImage Protectorは、全てのボリュームのスナップショットを同時に作成できるため、このような問題を解決することができます。

イメージファイル管理

イメージエクスプローラー機能
ActiveImage Protectorで作成されたバックアップ イメージファイルを、Windowsエクスプローラーで直接開くことができます。これにより、通常のエクスプローラーの操作でバックアップイメージ内のファイルの一覧表示やコピーが可能です。
増分/差分バックアップをまとめるコンソリデーション(合成)バックアップ
複数の増分バックアップを1つにまとめて、増分ファイル数の増加を抑えることができます。ベースイメージに増分イメージを結合することもできます。
バックアップシリーズファイルを1つにするユニファイド(統合)バックアップ
増分バックアップとフルバックアップイメージ(ベースイメージ)を合わせて別の1つのイメージファイルに統合して保存できます。その時の状態をひとつのイメージファイルとして取り扱えるためバックアップイメージの管理がしやすくなります。
ファイル/フォルダー単位の復元(イメージマウント機能)
システムがクラッシュした場合、特定のファイルさえ復元できれば業務を再開できる場合もよくあります。イメージマウント機能を使えば、バックアップイメージを仮想的なドライブとしてマウントすることができ、バックアップイメージ内のファイルやフォルダーを個別に復元することが可能です。
イメージファイルの管理ツール、ImageCenter LEを同梱
ImageCenter LEは、ActiveImage Protectorのイメージファイルを一元管理してイメージファイルのレプリケーションとコンソリデーションを、スケジュール動作させることができます。ActiveImage Protectorとは別のマシンを使えるため、バックアップ元の負荷を大幅に軽減できます。
オフサイトレプリケーション機能
オ フサイトレプリケーションは、バックアップしたイメージファイルを遠隔地にデータ保存する機能で、災害時には、遠隔地のデータが保護されますので、 BCP/DR対策としても使用できます。レプ リケーションはActiveImage Protector本体から切り離したImageCenter LEでおこないます。レプリケーションとバックアップを別のマシン上で動作させられるので負荷を分散できます。レプリケーションの保存先として、ネットワーク共有フォルダ、FTP、SFTP、WebDAV、AmazonS3を選択可能です。

リモート管理

リモート管理機能
AIPエージェントがセットアップされたコンピューターのリモート管理(バックアップタスクの実行、タスクの実行状況の確認、バックアップスケジュールの作成)が簡単におこなえます。 また、インストール時に、リモート管理に必要なファイアウォール設定ができます。
メール通知機能
スケジュールバックアップの成功または失敗に関する情報をメール通知で送信するように設定できます。SSL/TSLが必要なメールサーバーに対応しています。

操作性

新規GUI開発
タスク、ログ、スケジュールやディスク情報を管理できるダッシュボード画面が用意されています。また、バックアップ/復元ウィザードが刷新され、作業がより簡単に効率的におこなえます。検証、結合、アーカイブ作成、仮想ディスクへの変換などの操作を行うイメージ管理も搭載し、さらに使い易くなりました。
Windows/Linux互換リモートコンソール
ActiveImage Protector 2016のリモートコンソールはWindows 版だけではなく、Linux版のActiveImage Protectorにも接続して操作できます。WindowsとLinuxが混在する環境でも、相互に接続が可能なのでどこからでもどちらのOSでも操作ができます。

その他

Windows Server 2016/2012 R2/2012への対応、新しいファイルシステムへの対応
最新のOSに対応しています。また、ストレージスペース(Storage Space)、CSVFS(Cluster Shared Volume File System)、4Kセクターディスクに対応、ReFS(Resilient File System)とReFSの増分バックアップに対応しています。
最新のuEFIマザーボードに対応
ディスクメタデータの保存オプションを有効にしたバックアップとリストアにより、uEFIブート環境に完全に対応しています。また、AIPBE(Linux 起動)、プリブート機能がuEFIネイティブモードに対応しています。
RAID構成のバックアップに対応
RAID構成のハードディスクの バックアップが可能です。
テクニカルサポート
ActiveImage Protectorは自社開発製品ですので、テクニカルサポートは、開発チームと連携して、お客様からの質問にできるだけ早く回答できる体制を整えています。
アップデート通知、オンラインアップデート機能
インターネット経由で定期的なアップデートの確認とその適用が可能です。